訴訟(勝訴判決)のご報告

 数年前、インターネット上において、葵学園(以下、本学園)を誹謗中傷しながら、長岡凛晴学院を持ち上げる内容の比較サイトが公開されました。比較サイトの作成者兼運営者は、長岡凛晴学院の代表者である、酒井伸一氏でした。そこで、本学園は、全く面識がない、酒井伸一氏に対して損害賠償請求を提起し、平成30年3月、東京高等裁判所にて当該訴訟が終了、本学園の主張が概ね認められました。つきましては、判決の要約をお伝えし、本学園の意見を簡単にご報告いたします。

1 一部勝訴 判決内容
酒井伸一氏の記載の一部は、本学園の社会的評価を低下させる内容である。
酒井伸一氏が、本学園に対し、損害賠償金220万円を支払う。

2 判決内容の要約と本学院の意見
(1) 酒井伸一氏は、遅くても平成23年3月頃までに、本学園と長岡凛晴学院を中心とした、長岡市内外のサポート校を比較する口コミサイト(以下、「比較サイト」)を作成し、事実に反した内容を書き込み、本学園の社会的評価を低下させました。比較サイトの作成者名は、サイト上に記載されていませんでした。具体的な内容は、下記のとおりです。

(2) 酒井伸一氏は、本学園について、「個別指導料等の名目で費用を取るなど、高額な費用が生じる」と記載しました。しかし、本学園は、そのような名目で高額な費用を受領したことはありません。また、酒井伸一氏は、本学園の学費は「相場」、長岡凛晴学院の学費は「やや安価」と並べて記載しました。本学園と長岡凛晴学院の学費に大差はなく、逆に本学園人気コースなどは、長岡凛晴学院より低額です。本学園が長岡凛晴学院よりも高額な授業料を得ているように書かれることは、本学園としては不本意です。

(3) 次に、酒井伸一氏は、本学園について、「学費を払えば、通学せずとも高校卒業資格を得られる」といった内容の書き込みを行いました。一方、長岡凛晴学院については、「良心的」との書き込みを行いました。 しかし、本学園は、卒業後に貢献するという理念に沿って、キャリア学習等、様々な体験学習機会を設けています。比較サイトの記載は、本学園の教育を根本的に否定するものであり、許せるものではありません。

(4) その上、酒井伸一氏は、ヤフージャパン等で本学園を検索した時に、比較サイトへのリンクを表示させていました。更に、「あおい 長岡」、「葵 長岡」など、直接無関係とも思える、キーワードでも、長岡凛晴学院 公式サイトへのリンクを表示させていました。キーワード連動型の広告は、有料広告です。酒井伸一氏は、平成29年3月までキーワード設定をしていたことを認めました。本学園に興味をもって検索する方を、本学園を否定的に評価する比較サイトや長岡凛晴学院公式サイトに誘導することは、極めて悪質な行為であると思います。

3 最後に
(1) 本件は、インターネット上の事柄であることから、本学園の教育内容について誤解を招かないためにも、皆様に、ご報告させて頂きました。長岡凛晴学院の公式サイトでは、上記以外にも、「悪徳校の特長」や、公式ブログでは、「レポート課題を売っている」など、比較サイトの内容と連動していると誤認させるような記載が多々ありました。

(2) 判決後、弁護士を通じて、酒井伸一氏は、凛晴学院から給与や報酬を得ていないため、損害賠償金を支払えないと回答が来ました。なお、謝罪も受けておりません。 今後、また動きがあり次第ご報告します。

以上

一般社団法人葵学園
代表理事本田雄一郎